「例えばですねえ、皆が褒めているものを自分はいいとは思えない。それだけならよくある話です。でもそこで、『こんなのちっとも良くないと思う』ってはっきり言うならまだしも、『頼むからこれのどこがいいのか教えてくれ』っていう言い方する人いるでしょう?」
双菜はにんまりと笑みを浮かべて、
「そんな人はですねえ、素直に教わって納得しようなんて気は端からないんです。腹の底では自分の方が正しいに決まってると思ってて、相手に議論をふっかけてへこましてやりたいだけなんですよ。教えてくれ、なんてのはそのための口実です。まあ、早い話が道場破りみたいなもんですねえ」
双菜はにんまりと笑みを浮かべて、
「そんな人はですねえ、素直に教わって納得しようなんて気は端からないんです。腹の底では自分の方が正しいに決まってると思ってて、相手に議論をふっかけてへこましてやりたいだけなんですよ。教えてくれ、なんてのはそのための口実です。まあ、早い話が道場破りみたいなもんですねえ」